七瀬ふたたび
最近密かに楽しみにしているのがこの、「七瀬ふたたび」である。いわゆるサイキック系と言って良いのだろうか?(死語?)超能力系のお話ね。
超能力と言えば、ユリゲラーがスプーンを曲げたりするのをテレビで観たのが子供の頃。一生懸命まねしてみたりしたけど、私にはスプーンを曲げる事は出来なかった。そしてその頃読んだマンガも超能力の話が結構あったと思う。あんまり詳しく記憶してはいないが、超能力を発揮するのに、呼吸法が重要だとか、おへその下辺り(丹田とか言う)に力を入れて念じるみたいなのを信じてやった記憶がある。もちろん物を動かしたり、透視したりという事も出来なかった。
そんな世代の極みは、やっぱり大友氏の作品、「幻魔大戦」だろう。誰と見に行ったか記憶してはいないが、映画館に見に行ってゾクゾクしながらかっちょええ~と思ったのを忘れない。そして漏れなくキースエマーソンのシンセが美しいサントラを買って飽きるほど聴いた。あのサントラは名曲が多かったから今出来たら聴きたいなぁと思う。(カセットテープだったのでもう手元にない)
さて話を戻して「七瀬ふたたび」である。今時のドラマはやっぱりヒロイン(女性が主人公)というのが華があるのでこういう構成になるのは仕方ないだろう。昔はヒーロー(男性が主人公)というのが定番だったんだけどね。時代は変わった物だと思う。
昔で言う「特撮」も今では大した技術ではないし、CGを組み合わせれば本当に超能力の様な事も映像で表現出来る。良い時代になったものだと思う。
主人公の七瀬は、超能力に目覚めてしまい、それに苦悩するという設定が非常に面白い。私ら世代にはあこがれのような超能力が、「疎ましい能力」だと言う描き方は人間は普通であることが幸せだという事を主張していると思う。その普通には色々なとらえ方があるので定義が難しいのだが、まぁ強いて言えば健康であり、社交性を身につけ、人生を楽しむ事が出来る能力を身につけていること。特に「楽しい人生」を送ることが出来るというのは重要だろう。
何をもって楽しいとするかはまた定義が難しい。お金がたくさんあっても退屈な人生はつまらんと言う人もいれば、それが幸せだと感じる人もいる。お金が無くとも楽しく人生を送る方法はあるだろうし、苦悩ばかりの人生でもそれを克服し乗り越えていく事に人生の楽しみや生き甲斐を感じられる強い人もいる。何を持って幸せかは人それぞれだ。
主人公の七瀬は、能力が消えてしまい普通の人間に戻れることを願う。このドラマの中では超能力を持つ人間は普通ではないからだ。当たり前と言えば当たり前だ。
しかし、この現実社会に、いわゆる超能力者が存在しないという根拠は全くない。もしかしたらひっそりとその能力を使って生きているのかも知れないし、極端な事を言えば自分だけ能力が無いのかも知れない。自分を基準に「普通」と言うことの危険さも気付かせてくれる。
なにはともあれ、七瀬役の「蓮佛美沙子」ちゃんの演技はなんとも言えない魅力があるね。表情で演技出来る女優さんという印象かな。この女優さんは今後にも期待出来そうです。
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